


大雄宝殿に、甘露幀畫に阿弥陀三尊仏の観世音菩薩。
聖宝博物館に、草依禅師の十一面四十臂観音菩薩図。

大興寺(テフンサ)は韓国の最南端にそびえている頭崙山(トゥリュンサン)の雄大な自然を背景にたたずんでいる寺院で、大韓仏教・曹渓宗第22教区の本山である。頭輪山は大 山(テドゥンサン)とも呼ばれていたため、当初この寺院も大 寺と名付けられたが、近代に入って大興寺に改められた。
朝鮮時代中期の有名な僧侶、西山大師(ソサンデサ)は大興寺を見て、「戦争をはじめ3つの災いが及ぶことができない所(三災不入之処)で、1万年間崩れない地(万年不毀之基)」といい、自分の衣鉢をここに保管するようにした。その後、大興寺は仏教史においてなくてはならない重要な存在になった。風潭(プンダム)和尚から草衣(チョウィ)和尚まで、13人の大宗師と、万化(マンファ)和尚から梵海(ポムヘ)和尚まで、13人の大講師を輩出しているのである。このように、朝鮮時代中期以降も多くの禅僧や教学僧を輩出し、韓国仏教の中心的な存在にまで成長した大興寺は韓国を代表する護国寺院でもある。境内にある表忠祠(ピョチュンサ)は西山大師の愛国精神を称えて建立したもので、護国寺院のシンボルとなっている。大興寺はまた、13大宗師の一人である草衣禅師によって韓国の茶文化の聖地とも呼ばれるようになった。
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